ゲットバック

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2021年11月29日 (月)

ゲットバック

ディズニープラスで11/25から3日連続で公開された「ゲットバック」

約8時間の映像と音楽。

見応え十分の作品でした。

1969年1月2日から31日までのドキュメンタリー作品といった方が良いでしょうか。

60時間の映像と150時間の録音された音源が残され、それも52年以上。

当事者たちもこのセッションは失敗し発売すらしないと思っていたものでしょう。

だから1970年に無理やり発売したアルバムと映画には触れたくもなく、特に映画はDVD化すらしていない。

半世紀経ってやっと今回日の目を見ることができました。

ビートルズは好きでもこの「ゲットバックセッション」に興味がなければ今一つでしょう。

でも本当に興味深い内容でした。

1回目でポールマッカートニーがキレ、数日後ジョージハリスンがバンドを辞めると言い出す。

2回目ではジョージハリスンはバンドに戻る。ポールマッカートニーとジョンレノンの2人だけの会話が盗聴されてその内容も深刻。

そして救世主ビリープレストン登場で音に厚みが。

3回目ジョージハリスンがジョンレノンにソロを出したいと相談して場面は初めて知りました。

ハイライトのルーフトップ!これは凄かったですね。

やるやらないでギリギリまで議論。ジョンレノンがやるしかないと。

最後にリンゴスターがやりたいの一言で決まったのかも。

始めはなかなか乗り気ではなかったのに徐々にやる気出してきたジョンレノンが印象的でした。

また4人がアランクラインとの接触もありその巧みな口車にまんまとハマったジョンレノン。

見どころ満載。

二転三転するアイデア、映像監督のマイケルリンゼイ=ホッグもあきれ顔。

しかし音楽担当のグリンジョンズはいつもニコニコ。

後日1度でなく2度も丸投げされてミックスし完成させたアルバムは2度とも4人に却下されるけど。

これがいわゆる海賊版で出回るグリンジョンミックス。

1970年の映画「レットイットビー」は暗く、バンドの解散を印象付けるような映画でした。

当時監督のマイケルリンゼイ=ホッグも災難でした。

恐らくアランクラインの指示もあったのでしょうね。

しかし「ゲットバック」ではみんな楽しく笑顔が多く、時に言い合いちゃんと仕事しようとしています。

ポールマッカートニーが敏腕マネージャー亡き後バンドをまとめようとする姿は泣けてきますね。

ヨーコとリンダが楽しく会話しているのも驚きだったしヨーコがバンド解散の原因だと長年いわれてました。

でも「ゲットバック」を見る限りそうとは言えません。

どちかというとヨーコと出会ったジョンレノンがビートルズよりも2人の生活や活動に興味がいったのでしょう。

時系列での事象が分かりやすく見慣れた映像が何時撮られたのかはっきりします。

これでビートルズのすべての作品が表に出ました。

最後の集大成であり大仕事のゲットバックセッションをこんなかたちで観れたのは本当に幸せです。

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