2010年3月18日 (木)
渋谷 税理士日記
「乱用or不備」
朝刊にでかでかと大企業の4000億円申告漏れの記事。
内容は連結納税を適用した黒字と赤字の相殺が「法令の乱用」だとして国税当局が課税した模様。
最近の大企業の多額の申告漏れはタックスヘイブインが主流でしたが今回は連結納税。
税理士、弁護士、公認会計士と優秀な専門家をズラリと並べてこのスキームを組んだことでしょう。
親会社の実態で子会社株売却の損失を認めないということでしょうか。グループ法人税制が改正されるので今後は起こらないはず。
これは「法令の乱用」なのか「法令の不備」なのか。
見方によって考え方などが変わってしまいますが、個人的には「不備」に少し軍配があると考えますけれども結果は裁判で決着でしょうね。