2008年10月17日 (金)
渋谷 税理士日記
「無料」
何でも無料と聞いたり書かれていると目が必ず止まります。
物販や無形のサービスを提供しているなどすべてのビジネスに無料というものはありません。何かが無料だけれども肝心なところは有料です。
顧問料無料の税理士事務所があるのをネットで見つけいろいろ考えてみました。
カラクリは顧問料という言葉は使わず計算料や記帳代行料などで低料金をいただく。お客様が納得していればそれはそれでいいと思います。
これは私の事務所経営の考え方とまったく反対の考え方で、どうしてもこの方法を取り入れたとしたらお客様の発展はまずありませんし、事務所の発展、特にスタッフにはプラスの作用はしないと思っています。
当事務所はスタッフの給与は個人売上による歩合給で支給しています。そこから逆算していくと本来の税理士事務所としてのサービス提供というより数をこなす仕事になってしまいますし、数字屋となってしまった事務所が税務調査でいい結果は望めないでしょう。
顧問料をしっかり支払っても満足がいくサービスを受けたいという会社、また料金はできるだけ抑えてそれなりのサービス受けたいという会社がある限り、同じ業種でも違うベクトルでまったく違う質の事務所が混在することです。