2014年5月16日 (金)
引き際
商売でもなんでも引き際があります。
何故こんなことを?
それは先日神保町にあるラーメン屋「さぶちゃん」に行って感じたから。
この店知ったのは大学と大原簿記学校に通っていた25年以上も前。その時にはもう行列のできる有名店。
当時半チャンラーメン(シンプルな醤油ラーメンに懐かしさをかんじさせる半チャーハン)を数十回食べた記憶がありますが、あれから私も大将も年を重ね数年前に久しぶりに食べたときよりも今回の劣化度が激しかったのです。
今回は行列がないので?と思いましたが入って納得。
もう大将は麺の湯切り出来ずにスープにお湯がドボドボ、麺をそれぞれの器に均等に入れられず量バラバラ、麺はゆで過ぎフニャフニャ、チャーハンはパラパラ感なしの超しょっぱい味。
正直まずかった。悲しいほどまずかった。
大勝軒の山岸氏のような引き際がなかったのだろうか。
後継者作って見守る立場になれなかったのだろうかと色々な想いをしながら、そして心で泣きながら完食しました。
もう行くことはたぶんないでしょうが思い出をありがとうの店。
なくなってほしくなけど1代で終わる覚悟なのでしょう。
誰かに伝授してほしいお店です。