2010年7月30日 (金)
渋谷 税理士日記
「駆け込み」
「清算所得課税」9月末の解散で廃止され10月以降の清算には通常の「所得課税」に改正されるのはかなり知られたものとなりました。
つまりあと2カ月ということになります。駆け込みで解散登記する会社が多くなると考えられます。
簡単にいうと「清算所得課税」は事業を停止して債務・債権の整理を行い残った財産に課税するもの。
それに対し「所得課税」は利益から費用を引いたものに課税されるため清算中でも債務免除を受けると利益となり課税されます。特例がありますがこの特例に合致しなければ多くの税額を支払うことになるケースがあります。
超短期的にはビジネスになるのかもしれません。ただ、ポンポンといかないのが清算。
やはり準備期間があってのもの。
清算という言葉は後ろ向きというイメージが沸きますけれども前向きな清算もあります。
「清算所得課税」を受けたいという企業はまずタイムスケジュールをしっかり作り顧問税理士と相談してできるだけ駆け込みにならないようにした方が良いでしょう。
企業によって事情は様々ですので熟慮の末でのアクションです。