2014年1月31日 (金)
渋谷 会計事務所日記
「貧困大国アメリカ」
妹が読んでみてと「ルポ 貧困大国アメリカ」「ルポ 貧困大国アメリカ?」「?貧困大国アメリカ」という本を貸してくれたので、読んでみました。
新自由主義によってアメリカの国全体が1%の富裕層と99%の貧困層に分かれてしまった様子を様々な事例によって紹介している本で、読んだ感想は、なんというか、この国は世界の害悪だなと…。
様々な規制緩和、福祉や教育費の削減、公共サービスの民営化、それによって多くの人は貧困層に転落し、巨大化した企業や銀行、投資会社のみが潤う。
レーガン大統領の頃から少しずつこのシステムは構築されていて、気がついた時にはもう手の施しようのない状態になってしまっていました。
市場原理主義の行き着く先が現在のアメリカで、これは対岸の火事ではなく、未来の日本の姿かもしれない。
今の安倍政権はまさにこの方向へ進もうとしているのではないかと思うと、空恐ろしい気持ちになりました。
TPPなど参加したら、間違いなく日本は株式会社アメリカによってボロボロにされると思いました。
(箕輪)