2011年11月11日 (金)
渋谷 会計事務所日記
「保育園のいも掘り」
私の妹は神奈川にある公立保育園に勤めているのですが、毎年恒例のいも掘りを今年もやるかどうかでかなりもめたそうです。
震災から8ヶ月経ち、放射能を全く気にしない人、気にしている人に分かれてますよね。
子供は大人に比べて放射能の影響を受けやすいため、放射能の被曝を気にする親はいも掘りに反対し、気にしない親は子供が楽しみにしていたいも掘りを中止するのは可哀想だと意見が分かれたため、保護者会を開いたそうです。
保護者会を開く前に、その畑の土とサツマイモを検査機関に出して放射能の数値を測定したところ、サツマイモからはそれほど高い数値は出なかったが、土からはやや高めの数値が出たとのこと。
園長先生も出席しての保護者会は、いも掘り賛成派は子供の楽しみを奪うなといい、反対派はこの先健康被害が出た時に園は責任を取れるのかといい、喧々諤々。。。
議論の末、いも掘りは今年も行うことになりましたが、全員マスクとビニール手袋を着用、直接土に触れない状態でいも掘りをすることになり、それでも心配な場合は欠席を認め、ただし出席扱いするということで決着したそうです。
まるでSFのようですが、これが現実です。
いも掘り当日は、欠席した子もいたようです。
原発から200キロ以上離れた神奈川でこの状態なら、原発から近い地域や、ホットスポットと言われる地域の親御さんの心配はどれほどのものなんでしょう。
まだまだ出口の見えないこの状態がいつまで続くのか。
早く代替エネルギーの技術を開発して原発を全廃して欲しいです。
(箕輪)