2006年10月15日 (日)
エルトン・ジョン
エルトン・ジョンからすばらしい贈り物が届いた。新作「キャプテン・アンド・ザ・キッド」。
1975年に発表した自身と相棒のバーニー・トーピンの自伝的アルバム「キャプテン・ファンタスティック」の30年ぶりの続編にあたる。このニュースが届いた昨年から待ちに待ったこの新作は、やはりすばらしいものだった。特にタイトルトラックは泣けてくる。
派手さもなくコマーシャル性も薄いが内容が濃い。バーニー・トーピンの詩はときには難解で何を言っているかわからないときもあるが、今回はエルトン・ジョンと歩んできた道のりをすばらしいというかわかりやすく表現し、エルトン・ジョンもすばらしい曲と声で応えている。
初めてエルトン・ジョンを聞く場合にはお勧めはできないけど、自分の中での名盤のひとつに加わるでしょう。70年代にすべてのものを吹き飛ばし、ヒットチャートで大暴れした勢いはないけれど、こんなに質のいいアルバムを出してくれるならいつでも大歓迎。
来年で還暦を迎えるエルトンおじさんは36年前に作った「60歳のとき」をどんな気持ちで歌うのでしょうか。
(琴)