2005年11月17日 (木)
過去は変えられる?
先日「バタフライ・エフェクト」という映画を借りてみました。幼い頃からよくブラックアウトする主人公が主治医の勧めで日記を付け始めます。13歳のとき幼馴染の友達とちょっとしたいたずらから大事故を起こしてしまい、それが原因で初恋の女性ともはなればなれになってしまいますがその記憶も彼にはありませんでした。その後大学生として平穏な生活を送っていた主人公はふと昔の日記を手にします。欠落した記憶をどうしても取り戻したい彼はずっとはなればなれだった初恋の女性に会いに行きますが、それが原因で彼女は自殺してしまいます。その時過去の日記を読むことで当時にタイムスリップする能力に気づいた主人公は彼女を助けるべく日記を開きます。そして過去にちょっとした違いを残すことで彼女の将来(現在)を劇的に変えるのですがどうしてもその違いによって他の誰かが不幸になってしまうのです。そのジレンマを感じつつも何度も過去にもどり将来を変え続ける主人公。そして万策尽きた時に彼が選んだ将来とは・・・
バタフライ・エフェクトとはカオス理論のひとつで、あるところで蝶が羽ばたくと地球の反対側では竜巻がおこる・・・すなわち些細な初期条件の違いが将来の結果に大きな違いを及ぼすということだそうです。
あの時こうしておけば・・・、あの人にこう言っておけば・・・私の現在はまったく違うものになっていたのかもしれません。だれにでもあるこの後悔を変える力を持ってしまった主人公はある意味うらやましく思います。しかしそれができたからといって必ずすばらしい将来が待っているわけではないとこの映画は言っています。
人間は後悔することで成長していくものだと思います。変えられない過去を乗り越えてこそ人として価値があるものです。
でも
でも
できれば中3の頃に戻りたい・・・
あの頃が人生の絶頂期だったなー
(田中)