2015年10月16日 (金)
軽減税率
消費税の増税にあたり、財務省案の還付金の支給が見送られました。
マイナンバーを使うとか、いろいろと問題はあったようですが、連立与党の公明党の反対が強かったからと思われます。
そこで、一部物品の税率を軽減する軽減税率が採用される可能性が強くなりました。
この軽減税率は、実務上は非常に煩雑になると思われます。
仮に食料品が軽減税率の対象となった場合、食料品の定義が難しくなります。
加工していてもいいのか、食べられれば何でもいいのか、缶詰はいいのかなど。
相当細かい線引きをしないといけないので、その判断も含めて非常に複雑となります。
また、複数税率となるため、店舗での混乱が予想されます。
当然、税務申告も複雑になります。
で、先日、麻生財務大臣が一言、「軽減税率は反対だ。めんどくさい。」と。
まさに正論だと思います。
軽減税率、採用しない方向になってくれないでしょうか。
(川本)