渋谷　会計事務所日記

2013年9月2日 (月)

「風立ちぬ」

日曜日に宮崎駿監督の「風立ちぬ」を観てきました。

土曜日に予約を取ったのですが、ちょうど1日の映画の日だったので昼間の時間はすでに満席で、朝8時45分の回を観ました。

エヴァンゲリオンの庵野監督が主人公の声をやってますが、噂通りの棒読みで、物語に引き込まれそうになるとその棒読みに我に返らされ、最後まで気になって映画に集中できませんでした。

「となりのトトロ」の時のお父さん役の糸井重里さんは、わき役だからあのフラットなしゃべりが味になっていたけれど、今回のは……。

同僚の設計士役の西島秀俊さんが主人公の方が、よっぽど良かった気がします。

物語も、菜穂子とのくだりがトントン進みすぎて、なんか物足りないような、消化不良の感じ。

とは言え、良かったシーンもいくつもあるんですけどね。

もう1回見ないと物語全体はよくわからないなぁと思いました。

私は評価がやや低かったのですが、岡田斗司夫さんがインタビューで、宮崎駿自身を主人公に投影しているものなんだって話をしていて、そういう見方もあるんだなぁと…。

今作が最後の長編になるそうなので、もう1度じっくり見てこようと思います。

（箕輪）