2013年3月29日 (金)
渋谷 会計事務所日記
「消費税改正」
平成26年4月1日より消費税率が5%から8%に税率が改正されます。
ちょうど1年度には税率が変わる事による大混乱が起きているような気がします。
この改正直前の消費税ですが、いろいろと改正に伴う準備が聞こえてきました。
その一つとして、税込表示規制の一部緩和が実施されるようです。
現行制度では、スーパーなどの小売店では消費税の「税込表示」が強制されています。
そのため税率が変わると、3月31日から4月1日の税率が変わるタイミングで、全ての値札を5%から8%へ変更する必要があります。
が、実際の現場ではこの作業は時間的にかなり厳しいと思われます。
そこで、期間限定で、「本体価格+税」という表示を認めるというものです。
もう一つは、「消費税還元セール」の禁止。
これは、セールにあたり、大規模小売店が中小の仕入業者に強制的に増税分を負担させることが予想されるため、このような名称のセールを禁止するようです。
小売店の独自の努力による通常のセールは認められているので、この禁止はあまり意味がないように思われます。要するに「消費税還元」という表現を使うなということでしょう。
だいぶ先と思っていた消費税増税ですが、もうすぐそこまで迫っています。
(川本)