2007年5月28日 (月)
渋谷 会計事務所日記
「減価償却制度」
減価償却、簡単にいうと資産については買ったときに全額を損金にするのではなく、使える期間で按分して費用化する制度である。
使える期間は耐用年数として定められています。今までは使える期間が終わっても物には価値があると考えられて買った価格の5%を残していました。
この5%を残すことが問題になって19年で改正が入りました。耐用年数が変更になり、19.4/1以後取得以後は1円残すだけでよくなりました。
ただしこれ以前に取得したものについては従前通りです。
そして従前のものについても1円を残すまで償却できることになったのですがこれが面倒です。
5%まで償却して、その後に翌事業年度から5%部分を5年均等償却です。期間が長すぎる・・・
例、100万のものを購入、償却済で残存価格、50,000円。これを翌事業年度から5年均等償却。
(50,000?1)÷12/60=9,999円・・・この金額が5年に渡って費用化される形です。
あまりに長すぎますし、こんな使う前に潰れるので除却したほうがはやく費用にできます。
どうせ改正するなら従前部分ももう少し融通を利かしてほしいものです。
(稲田)