2012年6月15日 (金)
渋谷 会計事務所日記
「消費税増税」
消費税の増税が現実味を帯びてきました。
2014年4月に8%、2015年10月に10%とする方向で調整されており、与野党の合意もされる見込みです。
経済状況が厳しい状態ですが、世論の支持もあり仕方ないというところでしょうか。
低所得者に対する措置としては、給付付き税額控除という、よく分からない方法で調整されるようです。
消費税が上がる分については、現金で支給しますということのようです。
税率が変わる際に必ず起こるのは、車・住宅などの高額商品の駆け込み購入です。
当然、販売業者も税率が上がってしまうということを宣伝としますので、一時期に社会が混乱します。
テレビが地デジ化したときにテレビが不足したのと同じ状況が起こると思います。
その後、税率変更後には、全く売れなくなり、結果的には経済を悪化させるでしょう。
今回の消費税増税ですが、できることならば、衆議院選挙の後にして欲しかったと思います。
既に世間からほぼ指示をされていない政権が、公約を無視して消費税を増税するというのは、いかがなものでしょうか。
将来の増税は仕方が無いとしても、野田政権での増税決定は残念に思います。
(川本)