2011年3月28日 (月)
渋谷 会計事務所日記
「脱原発」
原発の事故が起きてから、日課となっているのは原子力資料情報室で公開されている放射線測定結果の確認と、ユーストリームで中継された最新状況に対する解説を見ること。
最悪の場合、チェルノブイリを超える放射能汚染が起こるかも知れないと思うと、絶望的な気持ちにもなりますが、どうかそうなる前になんとかおさまって欲しいと祈るばかりです。
原発がなくなると生活ができなくなる、日本経済が潰れるという人がいますが、本当にそうでしょうか?
電気事業連合会が出している2008年の電源別発電電力量の構成比を見ると、原子力発電の割合はたったの26.3%です。
日本人は良くも悪くも、何か事が起これば一つの方向に雪崩をうったように動きます。
それを脱原発の方向へ持っていけないでしょうか?
今のように節電を心がけるとか、オール電化をやめるとか、各家庭やビルの屋根にソーラーパネルの設置を義務づけるとか、事業系の電気料金を一般家庭と同じ設定にして節電を促すとか。
過去、東京電力が東京大学に委託して千葉県の沖合に風力発電装置を建てた場合の発電量を調べてもらったら、東京電力がまかなっている電気が全部作れると試算がでたそうですから、やろうと思えばできるはずです。
今すぐ全ての原発を止めるのは無理かもしれませんが、次世代の人達に「こんな危険なものをなぜ私達に押し付けたのだ」と言われないためにも脱原発は必要だと思うのです。
(箕輪)