2009年10月5日 (月)
渋谷 会計事務所日記
「ダイバー規制」
今朝、テレビで沖縄の慶良間諸島で来年からダイバーの人数規制が行なわれる見通しとなったニュースが流れていました。
今まで無制限だったダイバーの数を現在の半分にしてダイビング船からの汚水排出やサンゴ礁の損傷を減らし、数を制限することによってブランド力を高め、環境保護と観光振興の両立を目指すそうです。
以前、沖縄の石垣島で潜った時に、ダイビング未経験者の妹がいたので、体験ダイビングのコースで潜ったのですが、若いインストラクターの女性が「移動するときはサンゴにつかまりながら移動して下さいねー」と言ったのです。
サンゴはもろいので、枝状のサンゴなど握ったらポキリと折れてしまうものがたくさんあり、元の状態に戻るまで何年も掛ることをインストラクターが知らないわけがない。
海外では、海のものに一切触れてはいけないとグローブさえ禁止のところもあるのに、ダイビングショップの意識の低さにびっくりしたことがありました。
世界でも有数のダイビングスポットと言われる沖縄なのに、儲けのためならサンゴの損傷など気にしちゃいられないというショップがあるのは悲しいことです。
海に恩恵を受けて仕事をしているのに、それを破壊することに何も感じない鈍感さ。
慶良間諸島のニュースでは、「悪質な事業者が追いやられ、お客さんも楽しめ、生態系も守っていける」と伝えていたので、きっと同じようなショップが慶良間にもあるのでしょう。
人数制限で収入が減ってしまえば生活が苦しくなるであろう今回の規制は、とても勇気のいることだとは思いますが、がんばって欲しいです。
(箕輪)