2008年7月29日 (火)
渋谷 会計事務所日記
「関税」
関税とは海外からの安価な商品が国内に流入し国内産業が打撃を受け衰退するのを防ぐための制度です。
たいていの輸入品には関税がかけられ国内の商品とのバランスがとられています。
現在行なわれている世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉で農産品の一律的な関税引き下げの例外となる「重要品目」の割合が全品目の「最大6%」となりました。
海外からの安価な農産品が輸入されるようになれば、離農者が増えている日本の農業はさらに打撃を受けることになります。
現在の日本の食糧自給率は約40%です。
ただでさえ食卓に並ぶ国産の農産物が減少しているのに、このままでは自給率の低下に拍車をかけることになりそうです。
世界的な食料不足の事態が起こったときに食料自給率の低さは致命的な問題です。
国内農家の問題は対岸の火事ではありません。
ちょっと真面目に書いてしまいました。
(吉田)