2008年3月28日 (金)
渋谷 会計事務所日記
「ガソリン税」
ガソリン税暫定税率の期限切れの可能性が出てきました。
しかし、単純に値下がりしてよかった、という訳にはいかないようです。
ガソリン税はタンクローリーに出荷する時点で課税されるそうで、ガソリンスタンドにある在庫部分には当然現行の高い税率が課税されています。
暫定税率期限切れの4月1日になっても、当然在庫を一掃するまでは値下げはできないわけです。
が、消費者側からすると、当然4月1日から安くなると思っているわけで、クレーム等が殺到するでしょう。
また、赤字覚悟で先行値下げをするガソリンスタンドが出てくるのは必至で、こうなると安い店にはお客が殺到し、高い店には客が来なくなり結局値下げをせざるを得ないという状態が予想されます。
安売りにより売れば売るほど赤字が発生し、経営破たんというところも出てくると思います。
また、財源確保などの理由により、暫定税率を撤廃するようなことは現状では考えにくいため、数ヶ月以内に暫定税率が復活して、結局再値上げ。
法案をめぐり野党がいろいろと抵抗していますが、結局パニックを引き起こすだけのような気がします。
個人的には、パニックるなるくらいにらこのままでもいいのではないかなと思いますが。
(川本)