2008年2月6日 (水)
渋谷 会計事務所日記
「食料自給率」
テレビでは、中国製冷凍食品の中毒事件の話題でもちきりですね。ニュースを見ていると、冷凍食品の6割は中国からの輸入品みたいです。
世界中から食品を輸入している日本ですが、食料自給率は年々下がっていて1965年には73%もあったのに、現在は40%らしいです。(ちなみにオーストラリア、カナダ、アメリカ、フランスは100%以上です。)
今後世界の人口増加、気候変動や農作物の転作等を考えると今と同じ輸入量を維持できなくなるかもしれません。
てことは食料自給率を上げなければ食糧不足になる可能性があるということです。
毎日食べる食材の値段は家計を直撃するので、安い物にみんなが流れてしまうのはわかります。でも、そのことが逆に将来の我々の首を絞める結果にならないでしょうか?
日本の中には、健康や環境を考えてなるべく農薬を使わない、化学調味料を使わない、保存料や添加物を加えないものを作っている生産者の方々がたくさんいて、そういう生産者の方たちを応援する団体も色々あり、そのうちの1つである大地を守る会というところで私は食材を買っています。理由は扱っている商品の9割以上が国産だから。(外国産はフェアトレードで輸入されているものです)
無農薬または低農薬のため葉物に虫食いの跡があったり、その虫がいたり、形がいびつだったりすることがありますが、それが本来の姿だと思えば、気になりません。農薬の使用回数、生産者名も表記されています。卵はケージに入れず平飼いで飼われた鶏の卵。肉類はその飼料まで公開されており、調味料も国産の原材料のみで作られています。
ただ、値段は高い。。。スーパーの1.5?2倍はします。
なので、そこで全ての食材を買っていたら破算してしまうので、肉類、魚類はスーパーで買っていますし(国産のみ)、お昼はお弁当か外食ですが…。
私ほどでなくても、消費者がもっと国産にこだわれば、需要が上がり、もっと自給率は上がっていくのではないでしょうか?多少高くてもそれが将来のためになるという意識を持てば、できることなのではないかと思います。
(箕輪)