渋谷 会計事務所日記

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2007年3月16日 (金)

渋谷 会計事務所日記

「領収書」

所得税の確定申告が終わりました。

個人事業を営んでいる方は、たくさんの領収書をまとめるのに大変だったという方も多いと思います。

この「領収書」ですが、宛名が「上様」でいいのか?と不安に思うかたもいると思います。

領収書については、法人税・所得税では書式については特に決まりはなく、支払の事実が確認できるものであれば経費として認められることになっています。

しかし、ある程度高額なものは「上様」ではなく正式名称で領収書を発行してもらわないと、いろいろと問題があると思います。最悪な場合、架空経費の疑いをかけられてしまう可能性もありますので。

消費税では課税仕入れに計上する要件として、3万円以上のものについては宛名の記載が義務付けられています。3万円未満のものについては、小売業・飲食店業など不特定多数を相手にする商売のものに限って、宛名の記載を不要としています。そのため、レシートや上様領収書でもいいという事になります。

実務上の煩雑性を考慮して、少額なものについては簡便的なもので構わないという趣旨でしょう。

昨日、確定申告の打ち上げがあり、その2次会での出来事。

そろそろ電車が・・・という時間なったので、所長がお会計。(ごちそうさまでした。)

「領収書の宛名はどうしますか?」⇒「”上”でいいですよ。」という、よくあるやり取りの後。

人生で初めて見ました。

結構かわいい字で宛名に「 ”うえ” 」 (@_@)!

上様領収書を知らなかったのか、苗字を「うえ」と思ったかは定かではありませんが、かなりまぬけな領収書に見えました。

(川本)

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