サラリーマン大増税

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2005年7月26日 (火)

サラリーマン大増税

‘サラリーマン大増税’最近この言葉をよく耳にします。

大増税ですよ、大増税。課税所得を計算する上で認められていた各種控除が縮小あるいは廃止されるのですよ。税金のことが苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、簡単に言いますと毎月の手取金額が大幅に減るということです。何も買ってないのに、何にも消費してないのに政府にお金を徴収されるのです。

今回の増税はサラリーマンの所得税の増額を狙ったものですが、まだまだ次があります。そう、消費税です。現在5%ですが、今回の増税がうまくいった暁には7%、順次10%、15%・・・。現在日本の債務は780兆円と言われていますが、これがなくなるまで増税、増税の日々は続くでしょう。

さて、このような一方的な増税がもし欧米でなされたなら労働者はストライキあるいはデモ行進等を行うでしょう。日本人は物言わぬところがありますから政府にいいようにされている感があります。もともと上からの改革で民主主義が行われた国ですから、致し方ないのでしょうか。勿論、悪いことだけではなく、労使協調関係があったからこそ高度成長時代があった等いい面もありますが、あまり何も言わないのはよくないように思われます。‘阿吽の呼吸’を美徳?とし何も言わないのではなく、何も言えないのではなさけないですよね。

‘サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ・・・’団塊の世代ではなじみのある言葉だと思います。気楽どころではないですよね。いつリストラされるか分からない現状でさらに増税だなんて。えっ、もうすぐ定年退職?もう働かないから増税なんて関係ありません?いやいや今回の増税の内容、もう一度よく確かめてみてください。退職所得控除にもメスが入るようですよ。お気をつけくださいませ・・。

(大和田)

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