タイムマシン

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2005年6月28日 (火)

タイムマシン

さて、タイムマシンと聞いてみなさんは何を連想するのでしょうか?

ドラえもんでしょうか、バックトゥザフューチャーという映画でしょうか、みなさん何かしら連想されるでしょうが、タイムマシンと聞いて共通に’過去を変えたい・未来を変えたい’と思われるのではないでしょうか?

さて、私もその一人だったわけですが、先日同僚に薦められて’タイムマシン’というタイトルの映画を見たところ、そのような願望が夢であるということに気づかされることになりました。まぁ、タイムマシン自体が空想の産物と言ってしまえばそれまでですが・・・。

映画の内容は、事故で彼女を亡くした青年がタイムマシンを発明して彼女を救うというものなのですが、その中で、次のようなセリフがあり、ハッとさせられました。「死んだ彼女を救うために発明したタイムマシンでなぜ彼女が救えるのか?」成るほど!タイムマシンが誕生するには彼女の死が前提にあったわけであります。

つまり、タイムマシンが発明されても過去は変えられないのです。全ての事象がマトリックス状に線で繋がっていて、それを前提としてタイムマシンが誕生すると考えるとそうなるわけです。では未来は変えられるのでしょうか?映画の中では、青年は過去は変えられないが未来は変えられると言って未来を変えるところで話が終わります。本当の意味で未来を変えられるのでしょうか?未来を見て現在の行動を決定する、また未来を見て現在の行動を決定する・・・・・。現在が未来に隷属される形で進行していくような気がします。そもそも何が未来であり、何が現在であるか分からなくなってくることでしょう。つまり、’未来’は変えられないのではないでしょうか。過去・現在・未来の概念が三次元を前提とした概念だとしますと、タイムマシンの登場とともにその言葉自体意味がなくなり消滅することになるのでしょう。

タイムマシンが発明されたらああもしたいこうもしたいと思っていた私はやはり時空に支配される三次元の発想しかできなかったわけであります。もし、これを読んでいるあなたが、タイムマシンが発明されたらこのような世界になるだろうという明確な意見あるいは発想ができたなら、あなたがタイムマシンを発明するのかも知れませんね。

                                                   (大和田)

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