2007年6月5日 (火)
渋谷 税理士日記
「人材」
人材にはふたつの考え方があると思います。
「ざい」を「材料」と読むか「財産」と読むか。
中小の会計事務所では余剰人員を置くことが難しいのは確かです。だからといって「材」と考えるのは、もう古いのではないのでしょうか。
安い給料で雇用して文句が出たら解雇し、新しい人を入れる。これが今までの古い体質の会計事務所の人材に対する考えでした。
しかしこれからは変わっていくのではないでしょうか。たしかに安い給料で消耗品として扱えばお金は残っていくしその分を事業拡大に使えます。
人材を「財産」にするには、仕事の内容や明確な給与体系など事務所側が辞めさせない魅力のある事務所にする努力をすべきですし、人間としての教育もしていかなくてはなりません。
そしてスタッフもお客様とのコミュニケーションを取り信頼される仕事をし、税務のスペシャリストとして努力しなければなりません。
お互いが歩み寄っていい事務所にしようとすれば相乗効果があり事務所が組織として成長、成熟していくのではないでしょうか。
当事務所も試行錯誤しながらも、そうなっていくことを信じています。