2013年11月18日 (月)
渋谷 会計事務所日記
「閉店時間」
11月上旬の連休に、紅葉を見に新潟の秋山郷というところに行ってきました。
ちょうど紅葉のピークと重なり、山並みがまるで錦の帯のような鮮やかさで、温泉もあちこちにあり、源泉かけ流しの野趣溢れる露天風呂に入ったり、きのこ鍋や新米を食べたり、楽しい旅行でした。
帰りにお土産を買おうと越後湯沢駅にある駅ビルに午後6時半過ぎに立ち寄り、営業時間を確認すると午後7時まで。
あと30分もなかったので急いでお土産を買い、7時には全てのお店が閉店しました。
駅ビルなのに7時は早いなぁと思ったのですが、電車の発着本数を考えればそれ以降に営業をしても大した売り上げは見込めないのかもしれません。
この駅ビルで働く人達は8時頃には家に帰りつくのだなぁ、東京の駅ビルは9時閉店が当たり前ってことは、そこで働く人達は遅い人だと帰宅が10時半を過ぎるんだろうなぁと考えた時、どちらが人間らしい生活かと言えば、新潟の駅ビルだなぁと思いました。
経済最優先で便利な東京に住んでいると、そんな当たり前のことも見えなくなり、疑問も感じない。
昔の最終電車は空いていたけど、今はすし詰め状態で、それは飲み屋がその時間までやっているからで、それ以外に残業してた人達もたくさん乗っている。
その歪んだ都市生活のおかげで日本全体にお金が行き渡っているのかもしれないけど、毎晩家族が揃って食事ができない代償は、きっと何らかの形に表れているんだろうなと思いました。
(箕輪)