2009年1月26日 (月)
渋谷 会計事務所日記
「ガラスの仮面」
知る人ぞ知る、知らない人は全く知らないコミック「ガラスの仮面」の43巻が今日発売になりました。
演劇界の幻の名作「紅天女」の主役を目指す少女、北島マヤの物語で、絵は目が大きくてキラキラした、いかにも昔の少女マンガ風なんですが、これが面白いんです。
普段はなんの取り柄もない平凡な少女なのに、ひとたび舞台に立つと光り輝く才能を放つ千の仮面を持つ少女に変わるのです。
そこに、過去「紅天女」を演じマヤの才能を見つけ出した往年の大女優月影千草や、陰でマヤを支え続けてくれるが正体を明かさない「紫のバラの人」、マヤのライバルの美少女姫川亜弓、「紅天女」の上演権を狙う芸能会社社長の速水真澄などが加わり、波乱万丈な展開に!まさに少女マンガの王道を行く内容です。
1975年から始まったので、すでに33年以上経っているのにまだ完結せず、この10年は43巻が4年ぶり、その前の42巻が6年ぶりとたった2冊の超スローペースで単行本が発行されています。44巻はまた数年待つかもしれませんが待ち続けます。
作者の美内すずえは50代後半、まだ若いですが体調が心配です。無事完結することを祈るばかりです。
お昼休みに紀伊国屋書店で平積みされていたのを買ってきました。
表紙の帯には、蜷川幸雄の「いつまでも待たせないで!」というファンを代表するようなメッセージがあります。
今日の帰りの電車の中で読むのが今から楽しみです。
(箕輪)