2007年10月3日 (水)
渋谷 会計事務所日記
「裁判」
中学生の頃、国語の先生が「裁判ほど面白いものはありませんよ?。皆さんも一度裁判所に行ってみるといいですよ。」と言っていました。
その時は、じゃあいつかは行ってみようと思ったものの、結局一度も行ってません。
そんなことはすっかり忘れていたのですが、先日、本屋さんで「裁判狂時代」という本を見つけました。
阿蘇山大噴火という芸人さんが書いていて、オウム裁判傍聴をきっかけに裁判傍聴が趣味になり、8000件以上の裁判を傍聴したという裁判マニアの方。
この人のことは全く知らなかったのですが、所属事務所が江頭2:50なども所属する大川豊興業ってことだけでもかなり変わってる、しかも裁判傍聴だけでなく、宗教潜入も趣味で、ナゼかいつもスカートをはいているらしいです。
この本は裁判初心者向けのHowTo本で、東京地裁の案内や内部構造、傍聴するなら地裁刑事裁判がオススメとか、今まで傍聴した中で面白かった裁判の話が載ってます。
ノンフィクションなんですが、芸人さんが書いてるせいか堅苦しさはなく、かなり軽いタッチで書かれてます。
強姦の裁判の時に、電源切り忘れた傍聴人の着メロが、それもよりによってドラえもんの「あんなこといいな?♪出来たらいいな?♪」と法廷内に響き渡った話とか、自称石原裕次郎の弟と言う人の裁判とか、知らない世界だけに面白いです。
読んでて、へぇ?と思ったのが、被告人に対する検察官て敬語で話す人もいるんだけど、普通の話し言葉で話す人もいるんだなぁ?と。
「あなたねぇ、田村さんに呼ばれたのに男友達についていったんでしょ?それはよくないんじゃないの?」とか「「仕事探したって言ってもね、あんた捕まったのはゲーセンの帰りじゃないかよ。仕事探したって言っても全然信憑性ないんだよ。」とか。
裁判てもっと堅苦しいものかと思っていましたが、意外と人間味溢れた感じかもしれません。
土日祝日はお休みなので、行くなら有給取っていくしかないですが、いつか行ってみたいとこの本を読んで思いました。
(箕輪)