2007年8月15日 (水)
渋谷 会計事務所日記
「終戦記念日」
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…」
今から62年前の今日、玉音放送により日本人は敗戦を迎えました。
そして、この戦争で国内外の多くの人々が亡くなりました。
戦争さえ起こさなければ、今も生きていられた人達がどれほどいたことか。
私の母の父、私の祖父は母が生まれる前に戦死しました。
国を守るために命を捧げるのが当然の時代とはいえ、日本に妻子を残したまま祖父はどんな気持ちで死んでいったのでしょうか。
新潟の山村で、終戦10日前に生まれた母と、3つになる叔母を抱え、祖母はそれから苦労続きの生活を送ったそうです。
あの戦争は欧米諸国からアジアを守るために始めたとか、侵略戦争じゃないとかいう輩がいますが、どんな理由にせよ戦争は戦争です。
人を殺すことが正当化され、多くの人々が死に、生き残った人々の心と体に大きな傷を残し、その国の文化を物心両面で破壊するのです。
こんな愚かなことは2度と起こしてはならない。
それがいま生きている私達ができる、亡くなった人々に対する供養なのではないかと思います。
(箕輪)