2006年10月25日 (水)
休暇
フランスにいる友人が里帰りで東京に戻って来ました。
去年もちょうど今頃戻って来ていたのですが、今年も旦那さんと一緒です。
彼の会社ではバカンス休暇が2ヶ月もらえるので、1ヶ月を夏に使い、残りの1ヶ月を日本で過ごすそうです。
日本で2ヶ月休暇を取るなんて言ったら、会社辞めますっていうのと同じようなものですが、彼曰く、2ヶ月でも足りないとのこと…贅沢すぎ。。。
フランスの国民全部がそんなにたくさん休暇が取れるのかは判りませんが、2ヶ月休みを取っても仕事に支障のないシステムが社内に出来上がってるのがうらやましいですね。
しかも今回は、彼の前の奥さんとの子も一緒です。(彼女が彼と出会ったのは離婚後ですので、略奪愛ではありません、念のため)
14歳の女の子で、好奇心の旺盛なこの時期に日本を見せてあげたいと連れて来たとのこと。
彼女は前の奥さんと暮らしているので、もちろん前の奥さんの了承済み。
これが日本の母親だったら、「あなたなんてこと言うのよ!再来年受験なのに、1ヶ月も学校休ませるなんて何考えてるわけ?勉強や塾はどうするのよ!!授業についていけなくなるじゃない!外国に1ヶ月も行くなんてクラスの子達がどう思うと思うのよ!それが理由で苛めにあったらどーするのよ!!この子の将来潰す気!?」って本人の意思などそっちのけで、すごい剣幕で怒りそう。
個を尊重する国民性なのでしょうか? 寛容な社会なんですね。 先進国と言われてる日本ですが、精神的にはずいぶん窮屈な生活を送っている後進国なのかもしれないなぁとしみじみ思いました。
(箕輪)